らくらく投資( 2021年)

「らくらく投資」は「9つの質問にこたえるだけで、自分にあった運用コースの提案と各コース専用投資信託への投資が、だれでも手軽に始められるサービスです。 投資経験の少ないユーザーにも使いやすいように、情報過多にならないようにUIを設計しました。さらに、楽天市場でお馴染みの「お買いものパンダ」デザインを用意、投資を楽しんで頂くための工夫を加えています。

サービス誕生の背景

2020年代に入り、老後資金2,000万円問題など社会課題を背景に、投資は注文を浴び、より一般的になってきました。
当社でも楽天ポイントを活用したポイント投資など、投資をより身近にする取り組みが続々と誕生していましたが、同時に若年層を始めとして、初めて投資に足を踏み入れたお客様も急速に増えていました。
そういったお客様にとって、これまでの取引画面は「成行・指値・約定」といった専門用語が飛び交う上に、そもそも数百から数千の銘柄から商品を選ばなくてはならない難しい画面となっていました。
そのため、「わかりやすい商品ラインアップのご提案」と共に、「わかりやすい取引画面」をご提供するプロジェクトが立ち上がりました。

投資初心者にわかりやすく、一貫性のあるデザイン

これまでの取引ページは、様々な商品や取引形態に対応するため網羅的に情報を表示していましたが、反面、詳細な情報は投資初心者には見るべきポイントがわかりづらいという課題がありました。「らくらく投資」では、各画面の情報を商品性に合わせて絞り込むことで、初心者にもわかりやすい画面設計をおこないました。
また、ただやさしくするだけでは、他商品を見た時に戸惑ってしまうため、メニューやサイト構造は他商品と一貫性のある設計とすることで、他商品へのステップアップも考慮した構造としています。

楽しさを取り入れた商品選び

初めての投資選びは誰しも、ハードルを感じるものです。
「らくらく投資」はロボアドバイザーによる問診時に、回答に合わせてイラストが現れたり、スライダーがアニメーションするなど、随所に遊びと楽しさを取り入れました。
回答内容にも一工夫し、テンポよく回答することで、ユーザーがリラックスした状態で第一歩を踏み出せるようにしています。

楽天エコシステム(経済圏)とつながるデザイン

楽天エコシステム(経済圏)からの口座開設者が増えるなど、楽天グループの他サービスと、投資の関りが強くなってきたため、楽天市場でお馴染みの「お買いものパンダ」に合わせたデザインを開発しました。さらには、季節に合わせて変わるトップイメージや、週替わりで表示される投資ワンポイントなど、訪れるたびにちょっと投資が楽しくなる仕掛けを随所に散りばめています。

Credit

Producer / Takumi Hasegawa
Director / Kazuhiro Watanabe, Shinnosuke Morishita
Designer / Chie Fukada, Naoko Mito, Tomoko Kimizuka