「ずっと使いやすいNISA」に
新NISA制度では3つのポイントがあります。
1.投資枠の併用可能に、枠も拡大
「つみたて投資枠」「成長投資枠」が併用可能となり、それぞれ120万、240万に年間枠が拡大されました。投資機会が増えることから、よりNISAを通した資産形成をされる方が増えることが期待されています。
2.非課税保有期間の無期限化
新NISA制度では「つみたて投資枠」「成長投資枠」ともに無期限となります。そのため使い勝手がシンプルになり、投資戦略の幅が広がります。
3.NISA制度の恒久化
新NISA制度では期限の定めがなくなり、恒久化されました。非課税保有限度額はありますが、売却により枠の再利用も可能なことから、より長期的な目線で投資を行うことができるようになります。
今回のリニューアルでは、期限という制約がなくなり、投資枠も拡大したことを踏まえ、ずっと使いやすいNISA画面を目指しました。
現行ユーザー・初心者ユーザー、どちらにもわかりやすく
新NISA制度の誕生で大きなメリットがある反面、制度特有の複雑さもありました。例えば、以前から旧NISAを利用しているお客様は、旧制度が期限を迎えるまでは新NISAと同時に旧NISAの資産も保有することができます。
新NISAのデザインでは、投資初心者からベテランまで、あらゆる層でユーザーテストを繰り返し、UI/UXのブラッシュアップをおこないました。
これにより、これからNISAをはじめるお客様が考えすぎることなく直感的に使い進められるUIと共に、慣れ親しんだUIは残すなど、これまでのお客様も旧制度も含めて一括管理しやすいUIを目指しました。
投資バランスをよりわかりやすく
安定した投資には、「長期」「積立」「分散」が重要と言われています。
新NISAではこれまでより積立できる商品が拡充され、複数の商品(日・米株と投資信託など)を保有する機会も増えることから、それらが直観的にわかりやすい画面構成を目指しました。
・投資状況がひとめで把握できるダッシュボードをトップページに配置、積立状況や投資期間などを一括管理
・「NISA利用履歴」「保有商品」「資産推移」など商品横断で確認できる画面を追加
など、
お客様が資産状況や投資設定のバランスを俯瞰できる画面を増やすことで、安心して投資できる環境をデザインしています。
ひろがる新NISA
新NISA制度は、今後も非課税保有限度額の情報提供など継続的な拡張が予定された制度です。
また制度への理解が深まるにつれ、積立予約機能など、新たなニーズから関連サービスも誕生しています。
新NISAのUIでは、今後のサービスのハブとなるように、シンプルと複雑さのバランスを取りながら、拡張性や互換性のある設計をおこなっています。
Credit
Producer / Takuya Hasegawa, Takumi Hasegawa, Hanae Yokoyama, Koki Sugihara
Director / Kazuhiro Watanabe, Shinnosuke Morishita, Erina Koyama, Yoko Saito
Designer / Chie Fukada, Naoko Mito, Tomoko Kimizuka, Aya Kawamoto